礼拝の歴史

礼拝とは

特定の宗教を信じているわけではない、いわゆる無宗教と呼ばれる人であっても、人生のうち一度くらいは「ああ神様!」などと言って、神あるいは仏に祈りをささげたことがあるのではないでしょうか?

このように、神様や仏様に祈りをささげたり、拝んだりといった行為のことを「礼拝」と言います。
無宗教の人にとっては、神や仏に祈りをささげることは、それほど深い意味を持たない行為の場合も多く、個人的な祈願である場合がほとんどですが、キリスト教や仏教、あるいはイスラム教などといった宗教を信仰している人の場合は、礼拝は単なる個人的な祈願にとどまらず、その宗教全体として重要な、お勤めや儀式のひとつとして考えられています。

そもそも、神や仏に祈りをささげる「礼拝」は、いつごろから行われるようになったのでしょうか。
正確なところはわかりませんが、おそらく人類が誕生して、神や仏の存在を感じるようになったと同時に、何らかの形での礼拝が行われるようになったと考えることができます。

それらがやがて、宗教によって礼拝の作法のようなものがルールのように定められ、現代の各宗教における「礼拝」の形になっていったと考えられます。

 

礼拝の場

宗教の多くは、礼拝をする際に、教会など特定の場所を使用します。

教会の場合は特に礼拝をおこなう場所のことを礼拝堂と読んだりします。
仏教のように「教会」と呼ばれる施設を持たない宗教もありますが、仏教の場合ならお寺が礼拝の場ですし、イスラム教であれば、モスクがこれにあたります。
ちなみに「礼拝」は、キリスト教やイスラム教では「れいはい」と呼ばれ、仏教では「らいはい」と呼ばれます。

これは、日本に仏教が伝わった当時、いち早く日本に伝わったといわれる呉音と呼ばれる文字の読みが、仏教で使われる「礼拝(らいはい)」にも影響したためと考えられています。

そのため、仏教用語の中には、礼拝以外にも呉音を使用して読む特殊な読みの単語がたくさんあります。