キリスト教の源泉

キリスト教と愛

現代、世界で最も多くの人が信仰している宗教といえば、2000年以上もの歴史があるキリスト教です。

日本においては、圧倒的に仏教の信者が多いのであまり実感がわかないかもしれませんが、ヨーロッパ諸国をはじめ、アメリカやイギリス、北欧やオーストラリアなど、多くの国々では、キリスト教が最もメジャーな宗教となっています。
さて、このように世界中の多くの人々が信仰するキリスト教。

その教えとはいったいどのようなものなのでしょうか?キリスト教の教えの最も根本的なもの、すなわち源泉ともいえるのは「愛」という考え方です。

イエスキリストの語った言葉の中に「あなたの神である主を愛しなさい」「隣人を自分のように愛しなさい」というものがありますが、この教えこそがキリスト教の源泉です。

さらにイエスは、隣人だけでなく「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」といった言葉も残しています。

これはあらゆる人を徹底して愛せよという教えであり、キリスト教が登場して間もない時代には、まったく類のない新しい考え方・思想のひとつとなりました。

価値のない罪人までも無条件に愛することが神の愛であり、キリスト教の大切な思想なのです。

 

愛と聖霊

ちなみに、聖書の中には、よく「聖霊」や「神の霊」といった言葉が登場します。
キリスト教会の発端となったとも言われる聖霊降臨などはその代表的な出来事と言ってよいでしょう。

キリスト教における聖霊とは、現代私たちが考えるオカルト的なものではなく、神の恵みともいうべきものを指します。

それは目に見えるものではなく、風のように常に人間の周りを取り囲んでいるものとして考えられているといいます。

たとえば、聖書の中には「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同と共にあるように」(二コリント13・13)といった表現が見られますが、キリスト教の中では聖霊を含む3つの存在、つまり聖霊、神(父)、イエス(子)が愛を司る大切なものとして扱われているのです。